ざっくり京大に受かるまで④(3年秋の模試の悪さよ)

3年秋です。

この頃にはほぼ全員部活を引退し受験モードに切り替わってきます。わたしも朝は1時間前くらいに学校に着いて(クラス1番)さわやかに勉強してました。あと、学校終わってから気持ちを入れるためによくカフェとか家の近くのコンビニのイートインで勉強しました。受験勉強を通して大変だったことの一つに「勉強環境の確保」があります。また後でまとめます。

 

秋は理科を集中的に勉強しました。物理は名門、化学は新演習を使っていました。名門は時間をかけた割にあまり何も身につきませんでした。デザイン悪いですよね。問題集のデザインってその教科のやる気に関わるので、大切だと思うんです。新演習は「あの問題数であの質とあの解説の詳しさがあれば、1周するに足る忍耐を持っていたらそりゃ誰でも化学得意になるわ」という問題集です。化学を強みにしたいならオススメです。東大とか京大でなければこれやらない方がいいと思います。

理系大学受験 化学の新演習―化学基礎収録

理系大学受験 化学の新演習―化学基礎収録

 

 数学は一応プラチカやってましたが解説適当だったので嫌いでした。時間はかけてなかったです。英語は過去問解いたり英作を先生に頼み始めたりしました。社会は倫政選択でしたが、お風呂に参考書を持ち込んで早めのうちに頭に入れていました。国語は1年時にめちゃくちゃ叩き込んだ貯金があると信じて、何もしませんでした。

 

さあ、怒涛の模試です。何度も言う通り結果の紙は捨てましたが忘れられないのが

全記述模試D判定

受けたのは全統、ハイレベル、駿台全国とかかな。学校で受けられるものはマーク以外はほとんど受けたはず。またかよ!!!って何度もなりました。一応、Dの中での成績の上昇はありました。最後の方は国語だけネックになってギリギリDとかあったし。あと、第3志望の阪大の判定がみるみる上がってAとかでした。

他、大学別では

河合B判定(奇跡!!!と思いました。飛び跳ねたいくらい嬉しかったです。たしかまぐれで数学が良かったような?)

駿台D判定(数学が30点くらいでした。問題を見て途方に暮れました。英語だけすこぶる良くてあとはすべてどん底みたいな感じでした)

まあ凹みはしなかったです。わたし、かんぺきに過去は振り返らない主義なので、これからが重要だと思ったんです。悪い結果をとった時の方が、勉強に励むじゃないですか。いくらDを取っても心にグサッとは来なかったです。でも駿台の数学30点はかなり心に来ました。そこからいろいろ勉強法を探しコレ

 

と出会い、京大数学の解き方というかアプローチ方法を学びました。問題を実際に解くことよりも、問題に対する理解を深めたり視点を多く持ったりすることの重要性が深く身に刻まれます。あと何と言っても解説が丁寧。わたしみたいに難関大受ける割に理解力が乏しい人にぴったりです。この分厚さ、文字量からして避けていたのですが、なるべく早めに手に取っておけばよかったです。(でもこの表紙すごく嫌い)

 

ふつう、あれだけDと書かれた紙を受け取れば、常識ある人はランクを下げます。でもわたしはなんとなく行ける気がして意地を貼って下げませんでした。そもそも行きたい理由は京都の雰囲気ぐらいでしか無かったのですが。

あと、ランクを下げなかった大きな理由は、わたしが落ちるんじゃ??ということを周りの人が誰も言わなかったことです。特に両親は揃って、非常に楽観的でした。ちょっとでも不安を口にしたものなら「とりは受かるよお笑」と笑われました。なんでこの人たち不安を分かってくれないんだ?と思っていましたが、今思うと大きな安心材料でした。母は専門、父は地元のまあまあの私立卒だったので、大学受験に2人とも全く詳しくなく、プレッシャーも感じませんでした。わたしの3年時の担任も、まあ良くいえば1人1人の志望にそこまで介入しない方だったので、ひどくスムーズに京大志望は通っていきました。(あと学校のテストだけは異常によかったし)

 

そうこうして冬休みです。(長かった…)

 

 

 

ざっくり京大に受かるまで③(3年夏あたり)

学祭も無事終わり、部活も引退し、さあ受験や!って気合いを入れ始めた頃です。

 

夏休み直前、わたしは人間関係での大トラブルを抱えます。さんざん泣いたりわめいたり、それはそれは大変でした。受験勉強とかそういうムードはどこか遠くに行っちゃいました。

 

いろいろあって、ああわたしには勉強しかないのか…と思い勉強に本腰を入れ始めたのが8月中旬辺りでした。

この時点で、わたしは化学が悲惨なことになっていてモル計算も怪しいレベルでした。ひとまず有機は学校で配布された冊子を用いて頭に叩き込んでいました。あと、物理の電気分野はオームの法則でわたしの理解が止まっていました。休み中に、物理の先生(3年の授業を持っていなかった)に駆け込みに行って全てのことを一から教わりました。

 

夏休みに一応心がけていたのは、英語を朝にやることです。一日のペースメーカーとして、朝起きて8時までは必ず英語に割くことにしていました。具体的に言うと、コレ

 

京大入試に学ぶ英語難構文の真髄

京大入試に学ぶ英語難構文の真髄

 

 を毎朝読んでました。この本、超偉大です。京大英語を解く上での心がまえが身につきます。これを知るまでは、英訳なんてフィーリングだろ、と思ってました。雰囲気でだいたい行っていて、当たる時は当たるし、ダメな時は本当に悲惨なことになっていました。これを読んで、一つ一つ丁寧に訳すること、いくら難しい文章でも読み飛ばさないでほぐすコツとかをちょっとずつ理解していきました。

 

で、夏の大学別模試です。結果はすべて捨てたので微かな記憶ですが

代ゼミC判(化学まるごと半分捨てたのにこの判定は嬉しかったです。実際、京大の過去問をここで初めて見ました。国語の問題の独特さに興奮しました。)

河合D判(死ぬほど悪かったです。悪い方のDです。悪すぎて、結果の紙がリュックの底で1ヶ月ぐらいぐっちゃぐちゃに眠っていました。見たくなかったです。目を逸らしました。)

 

まあ、焦りますよね。

ざっくり京大に受かるまで②(2年秋~3年学祭)

これやっぱり書き方わかんない。冗長だ。

 

で、高2の秋、修学旅行により志望校が決まりました。で、わたしここから高3春までの勉強面の記憶が無いんです。たぶんそれなりにはしたはずです。ちょっとずつ成績は伸びてきました。全部模試の結果は捨てたんで分かんないですけど、たしか進研マーク模試でBぐらいは取っていたはずです。

 

ただ、この前本棚から掘り出して見つけた学研ハイレベル?の結果は京大工学部がE判定でした。でも判定なんか気にしてもしゃーないと思って変わらず勉強し続けました。E判を取っていた過去をこの前知ったぐらい、判定はどうでもよかったです。

 

そうそう、高2冬からレンタル自習室を使っていました。予備校はね、嫌いだったんです。人に自分の将来を決められるってなんかね。わたしの勝手な先入観ですが。単純に学校行って、そのあと予備校行っては体力が持たないなあとも思いました。あと、だまって人の話を聞くのが根本的に好きじゃなかったです。

という訳で1人ずつ個別に区切りが設けられて、社長椅子&広い机&眠たくなるBGMという素晴らしい環境の自習室に通ってました。駅チカなのと、知り合いがいなかったのが気楽でした。平日夜プランで月4000円くらい。安いでしょ。ここに、週2ペースくらいで通いました。でも気が向かない週は一日も行かなかったり。

 

3年になっても勉強は前よりは多少していたけどそれでも平日0~4時間、土日0~8時間みたいな感じです。夏までは、彼氏と普通に一日丸ごと遊んだりしました。

更に、最後の学校祭(7月)でわたしは部活があまりに忙しく、自宅作業も多く、毎日1時くらいに寝る割に勉強時間を1分も取らない生活を2、3週間続けました。

 

ざっくり京大に受かるまで①(~なんとなくで志望校決定)

わたしはとある地方出身です。さむーいさむーいところです。

 

小学生から高一あたりまでは漠然とその地方一の旧帝に行きたかったんです。親も含め、そうやって行くのが真っ当かなあみたいな感じでした。それでもやりたいことと言われても特に無かったし(医者になりたかった時期もあったけど注射が怖くて断念)、受験勉強なんてまっったく頭になかったです。

 

高校は無事公立の志望校に合格したんですけど、この時の試験の点数がそれほど良くなくて、大体合格者平均ちょい下かな?みたいな感じでした。実際、入学後すぐのテストは校内偏差値が50を割りました。

 

部活は某文化系の名を借りながらも体育会系だろみたいなとこに入りました。あと兼部で文化系のところと。まあ前者の部活が忙しいこと忙しいこと。1年生の秋でキツすぎて辞めるまでは、まじで長期休み含めて、勉強時間を一切取っていなかったです。今考えるとここに居座っていたら合格してなかったのかなあ。人それぞれだから分かんないけど。

 

退部してからは、もう空っぽですることが無くて、ひたすら漢文をやってました。学校から貰った、ただ訓読文と書き下し文が書かれたプリントを暗唱してました。何が楽しかったのか分からないけど、部活よりははるかに楽しかったです。古文もたしか文法をひたすら覚えてました。ちょっと離れた図書館に通いつめてました。

 

じゃあ文系に進むはずですが理系にしました。だって就職困るもん。あと、ぼんやりだけどものを作るって楽しいのかなあとか思ってました。生産的なことやる方が生きてる!って感じしませんか。頭使って考えるより、実際に手を動かしたいタイプです。だから行くとしたら工学部かなあと思いました。この頃にもう学科も決めてました。

 

部活やめた後、ちょっとずつ勉強時間を取るようになりました。朝は40分くらい早く来て物理を復習する(物理ってほんと日々の復習が大事だと思う)、定期考査前は死ぬ気で勉強する(わたし負けず嫌いだから順位が出るものは必死)とか。とはいえ一切勉強しない日もたくさんあったりして。彼氏できて浮かれてたし。部活もゆるい感じで、ただ喋って何時間もたつみたいな感じでした。

 

で、2年の秋に修学旅行で京都に行ったんです。別に京大は見に行ってません。興味がなかったし、わたし行かないと思ってたので。ただ、京都の街並みの雰囲気とか、歴史ある建物が民家に溶け込んでいる感じとかがいいなあと思ったのと、山のように試食した漬物が美味しかったので、(京都って住んだら楽しいかもなあ)ぐらいな気持ちを抱きました。その思いが忘れられなくて、フィーリングですが京大行ってみるか!となりました。

 

この時で、成績はギリギリ50位くらいだったはず。まあ京大狙ってもバカにされないラインくらいでした。

かきます。

こんにちは。

 

京都大学工学部新入生のとり🐤です。

京大に現役、予備校行かずに合格しました。

あと、ずっとD判ばかりでした。Dというアルファベットに慣れすぎてむしろ他の判定を取ると怪しみました。

 

地頭は悪いです。頭の回転は遅いほうだと思います。理解能力のスピード面が劣ってます。とにかく時間かかります。

 

受験時にかなり色々な方の受験ブログを参考にしていたので、私も書き残しておきたいなあと思うんです。

 

少しでも役に立てたらいいなあ